今回一番心配なことは、鈴鹿峠にクマが出るのか!「ぶらっくま」を自称するも本物クマは怖い。
検索すると三重県クマアラートなるものがあります。鈴鹿峠周辺も目撃情報がかなり出ている。とりあえずクマ鈴と携帯ラジオ(ラジオを音を流すのが有効)を持参し、現地の人に情報もらってから行動することに決める。場合によっては旧東海道を諦め、国道1号を進むことに。


11月1日(土)8時10分頃、JR関駅に到着。天気はこれより快晴の方向。前日雨のためホテルを延泊し今日訪れたが、鈴鹿峠は雨で地面がぬかっていないか心配。
ホテル到着時フロントで確認すると「鈴鹿峠でクマの目撃情報は聞いたことがない」関宿の古雑貨Cafe古亜さんに聞くと「鈴鹿峠にクマが出たと聞いたことはない」「それより野生のシカ・イノシシ・サルに気を付けて」と教えてもらった。クマ鈴・ラジオをつけて旧東海道を行くことに。
この先、バーベキュー鈴鹿峠(宿泊施設)以外お店が一切ないので、パン2個とお茶500㎖×2本を持参。

前回関宿の宿場町を転び石まで行ったので、今日は国道1号でここまで来た。

ここはよく雨が降る地形気象で、室町時代の画家、狩野元信が絵の仕上げをしようとするも、雨風強く仕上げを断念し筆を捨てたという伝説が説明板にあった。






東海道 坂下宿(四十八宿) 9時26分到着。
むかしは本陣が3軒あり、鈴鹿の難所越えで大勢の人で賑わっていたが明治23年、関西鉄道加太駅が開業すると急速に衰えたそうです。本陣跡にしては寂しい。







クマ鈴をリュックに付けていたが、ここで一応携帯ラジオのスイッチを入れる。


片山神社の右側から急階段に。




旧道から少し外れたところにある鏡岩へ。三重県の天然記念物でスリッケンサイドという断層が生じた際に強い摩擦によって研磨され鏡のようになったそうだが今はまったく鏡ではない。

鏡岩の裏側からの眺め。足元が悪いのでご注意!

豚コレラのテプラが貼られた箱?何だろう?帰宅後に調べると、野生イノシシへの経口ワクチン散布のために設置されたもののようでした。(豚コレラ感染防止の為に靴裏に消石灰をつけて消毒する)



西の難所「鈴鹿峠越え」と覚悟してい来たが、予想外にすんなりここまで来られた!


この辺りまで来れば携帯ラジオは不要かな。
万人講常夜燈脇の休憩スペース(トイレ)で、一服している同年齢の男性から声を掛けられる。その方は、宝塚から京都を出発して日本橋を目指しているそうです。お互い道中気を付けましょうと挨拶を交わしました。

↓この先、一人歩きの女性(30代前半)からいきなり「どっち?」と声を掛けられる。身なりから、明らかに鈴鹿を越えて関宿方面に向かって行くのだろうと予想できたので「旧東海道、鈴鹿・関宿方面ですよね?この先です」と案内した。その女性、いきなり「どっち?」と声掛けしたことに気付き、恥ずかしかったのか照れ笑いされてました。

この先寄らなかったが山中城跡があり。三島の山中城跡とは違うのだろうな。

↑山中信号先のスノーステーション前あたりで少し早いが(10時45分)昼食に。カレーパンとアップルパイ風の菓子パン。😊




旧東海道はここ猪鼻を右折、国道1号を少し迂回する。旧東海道を歩く人が多いのでしょうか?二人のおばさんから「ご苦労様です」と声を掛けられました。お遍路さんみたい。



ぶらぶら歩く旧東海道 第38回その2 JR関駅~鈴鹿峠越え~JR三雲駅 に続く。


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