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司馬遼太郎の豊臣秀吉 表裏一対の2作品を読み返す。

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「新史 太閤記」と「豊臣家の人々」司馬遼太郎

2月7日、有楽町よみうりホールへ司馬遼太郎の菜の花忌シンポジウム「豊臣家の人々を語りあう」講演を聞きに行った。今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に合わせ、タイトル通り司馬遼太郎の書いた豊臣秀吉 表裏一対の2作品をテーマに豊臣家についてパネリストが語り合う内容。

講演での話に触発され、十数年ぶりに読み返してみることに。パネリストの一人が「司馬先生は大阪生まれで秀吉のことが好きでたまらなかった」と言っていた。確かに秀吉に関する作品が多いもんね。
「新史 太閤記」と「豊臣家の人々」は2作品で秀吉の「明と暗・善と悪」を描いた表裏一対の作品なのでしょう。久々に読み返して色々と思う所がありました。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」を年末まで楽しく観ることが出来そうです。

新史 太閤記 上下巻 司馬遼太郎 新潮文庫  お奨め度★★★
得体の知れない小僧(猿)が、行商人の高野聖(物持ちの乞食)に同行を許され、商人(あきんど)になれると夢膨らませるところから始まる。秀吉の晩年、秀次とその一族処刑や韓国出兵などの惨い仕打ちを一切書かない、天下人なるまでの明るい秀吉の出世物語。

新史 太閤記 上下巻 司馬遼太郎 新潮文庫

豊臣家の人々 司馬遼太郎 角川文庫  お奨め度★★★
九話からなる短編集。菜の花忌で門井慶喜氏曰く「ドーナツ(ポンデリング)のような作品。真ん中の何もない穴が秀吉。ドーナツ(秀吉周辺の人物)を書いて、真ん中の穴(秀吉)を描いた作品」
10人の登場人物(豊臣秀次、小早川秀秋、宇喜多秀家、北ノ政所、豊臣秀長、駿河御前、結城秀康、八条宮、淀殿・その子)が容赦なく辛辣に書かれている。八条宮のみが少し好意的に書かれている。

豊臣家の人々 司馬遼太郎 角川文庫
豊臣秀吉の「明と暗・善と悪」を描いた表裏一対の作品。

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