俺の舌がんはステージ1
舌がんのステージは下記の表で判別する。俺は、表1のT1(がんの最大径が2cm以下で深さが5mm以下)N0(頸部リンパ節への転移がない)これを表2の縦軸T1・横軸N0に合わせるとステージ1。
詳しくは、国立がん研究センター がん情報サービス 舌がん治療ステージのホームページを。
いよいよ入院手術
8月21日 10:00入院手続き 11:00病室へ 12:30昼食 妻が面会に来る 13:30口腔清掃で院内の口腔外科・矯正歯科へ。手術後はしばらく歯磨きできないので。しばらくして麻酔科・看護師さん・その他から明日の手術の説明あり。 16:30勤務先へ入院計画書をFAXする。18:00妻が面会に来る 18:30夕食 これからしばらくまともな食事が摂れないんだよなあ。この頃妻の勤務先は、たまたま市大病院のそばだったのでよく面会に来てくれた。ありがとうね!
8月22日 11:30いよいよ手術室へ、妻も付き添ってくれる。よくドラマなんかだとベッドで手術室に運ばれて付添人に涙ながらに「がんばって」なんて声掛けられて。でも俺は舌以外は健康なので自力でスタスタ手術室まで歩く。あまりドラマチックではなかった。手術台に仰向けになって天井のライト見ながら麻酔のマスク付けられたら、あっという間に記憶なし。
手術は無事終了。舌の構造は舌根と舌体(舌可動部)があって俺の場合は、舌体の三分の一を切除。がんの取り残しがないよう十分にのりしろを確保してがんを含む舌を部分切除。欠損した部分は縫い合わせたり、開放したままにします。俺も場合は後者の開放式で皮膚組織で出来た皮膚シートを欠損部分に被せて自然癒着しました。
手術後、意識が戻ると体が重い。何で?
18:00頃 目覚めるといつの間にか病室で目の前に妻が。まだ少しボーッとしていて「いま何時?いつ来たの?手術は何時間くらいかかたの?」そんな質問をした記憶がある。
だんだん意識がハッキリしてきて自分の体の状況が理解できる。体が重い!何で?
それは、①酸素マスクがついていた。②ふくらはぎがブルブルしている。バイブレーターみたいなのが装着されていた。(後ほど知る。血栓ができないように)③鼻にチューブが刺さっている。(しばらく食事が摂れないので鼻の管から流動食を食道へ直接流す為の管)④首にテープ?包帯?ガーゼ?付いてる?巻かれている?⑤リンパ節を切除したあたりにドレーンが2ヵ所付いていた。これが邪魔で重い。(リンパ節を切除したあたりにチューブが刺さっていて、その先にプラスチック製(?)の容器が付いている。この容器にリンパ液が溜まる)⑥指に小型の心電図が取れるクリップみたいなのがついている。長時間挟まれて指が痛い。⑦尿道に管が入っていた(小便を排出する)。
その後 ①の酸素マスクが取れる。体へのストレスが激減!うれしい!
夜間に ②のふくらはぎバイブレーターを看護師さん取ってくれた。小便がしたい旨を看護師さんに伝えると「尿道に管が入ってます。おしっこはしているはずですよ」と言われ、そこで⑦の尿道に管が入っている事に気が付く。これも外してもらう。ストレス激減!うれしい!
8月23日 9:00 ⑥の指の小型心電図の装置が取れる。ストレス激減!うれしい! 9:10 医師の問診「経過は順調」④の首のガーゼ(止血用だった)が取れる。取ったガーゼは血に汚れていて20cmくらいの長さがあった。これもストレス激減!うれしい! この日の昼より流動食開始。ただ栄養を摂取するだけの行為がすごく寂しい。
8月23~26日この間に⑤のドレーン管が一つずつ取れる。これがストレス激減!超うれしい!リンパ液が溜まるこの容器が寝返り打つ時、動く時に大変邪魔だった。
8月26日 昼より流動食後、嚥下訓練食としてゼリーがデザートに。うれしい!
8月28日 ③の鼻のチューブが取れる。ストレス激減!超うれしい!昼より嚥下訓練食で三分粥食になる。退院までに少しづつ五分粥から全粥食となっていく。
8月31日 昼、無事退院の運びとなる。入院時には9月1日の退院予定だったが、医師から「早く退院しますか?」と問われ、「はい。お願いします!」入院生活がヒマでヒマで1日でも早く退院したかった。
舌がんになって
がんはホントに怖いなと感じた。腫瘍が15ミリにもなるのに痛くも痒くもない。口腔がん・舌がんや皮膚がんは自身で発見することも可能だがこれが内臓に出来たとなると。健康診断や人間ドッグ・がん検診は積極的に受診することをお勧めします。
また、舌がんは喫煙・飲酒による原因がたいへん大きい。たばこは13年前にやめたが、少なく計算しても1日15本×365日×28年で、合計153,300本も吸っていたことになる。驚き!酒の生涯飲酒量を計算するのはここではやめます。ほどほどにしよっと。
次回は、入院費用や保険金のこと・いま困っていることについてアップする予定。
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