映画・音楽・本

小説版「雪風 YUKIKAZE」長谷川康夫著 小学館文庫

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小説版「雪風 YUKIKAZE」長谷川康夫著 小学館文庫

映画鑑賞後、原作をと思い買った本でしたがノベライズ作品でした。ノベライズとは映画やドラマ・アニメなどの原作を小説の形式に仕立て直し出版されたモノを指すようです。映画は通常は小説など原作があって映像化されますが、この小説は映画が先で脚本家の長谷川康夫が小説化したノベライズ作品のようです。

お奨め度★★★

昔、角川映画のコピー「読んでから見るか、見てから読むか」を思い出したけど、「雪風 YUKIKAZE」は「見てから読む」方がいいのでは。

ネタバレあり。

・映画の冒頭、1970年大阪万博会場シーンに少し違和感を覚えたが、井上が中学修学旅行生の引率者として会場に来場し過去を回想している設定だった。1945年の終戦からまだ25年しか経っていないのに万博が開催され、日本が未来に希望に満ち溢れていた時代だった。俺も小学1年生で大阪万博に連れて行ってもらったのを覚えている。

・戦闘後海面を漂う兵士たちの救助活動にあたる雪風。上官の命令に逆らい「艦長は私です。この艦の上では私に従っていただきます」のセリフにグッとくるものが。

・最後、井上の妻が早瀬先任伍長の妹サチ、江田島の海上自衛隊の案内役が寺澤艦長の娘多賀子と井上、3人でのラストシーンに涙する。

映画 雪風 YUKIKAZE チラシ中面
小説版 雪風 YUKIKAZE 長谷川康夫著 小学館文庫

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