今村翔吾の「塞王の楯」を電車で熟読。下車駅を2回も乗り過ごしてしまうほどの面白さ。3年ほど前の直木賞受賞作品。単行本で読むのは面倒くさいので文庫化されたら読もうと思っていた。今村翔吾を初めて見たのは去年2月、司馬遼太郎の菜の花忌でゲスト出演しているとき。かなり若い歴史・時代小説家でトークもおもしろい。
内容は、どんな攻めをもはね返す穴太衆が造る石垣「楯」と、どんな守りをも打ち破る国友衆が造る鉄砲・大砲「矛」の対決を描く。映画にならないかなあ?
大津城をグーグルマップで調べると、いまでは一部の石垣と石碑が残るだけで堀はすべて埋め立てられいる。大津城の天守は現在の国宝彦根城の天守閣に移築されている。


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