旧東海道

ぶらぶら歩く東海道 第20回 元箱根港より三島へ

旧東海道
本日快晴!箱根町役場箱根出張所の屋上より。

10月26日(水)9時50分、元箱根港をスタート。この日の箱根の最高気温は19℃。歩くには最適なコンディション。

今回は、前回の箱根越えよりも大変だった。というのも自業自得なのだが、本来16.5キロの歩行距離を何を勘違いしたのか10キロと思い込んでしまい、またこの時期、陽も短くなり日暮れが早い。そしてぶらぶら好きなのでかなり寄り道してしまい、昼以外はずっと歩きっぱなしになってしまった。

元箱根港のバス乗り場

どこかの看板を目にして「湖と富士が見える」美術館、ということで寄ってみました。

成川美術館入口

成川美術館(入館料1,300円)で芦ノ湖と富士山が一望でき最高の眺め。何日か前の冷え込みで富士山は雪を纏ってました。展示絵画は平山郁夫のシルクロードを舞台に描かれた作品と、芝康弘の子どもをモチーフにした作品がよかったなあ。

成川美術館展望室より
国道1号の杉並木
箱根町役場箱根出張所の屋上より撮影

神奈川県立恩賜箱根公園。箱根芦ノ湖には何度も遊びに来たことがあったが、ここには来たことはなかったなあ。湖畔展望館は2023年3月末まで改修工事で休館中。

箱根関所資料館と関所入口。

箱根関所

国道1号を先へ進む。

箱根ホテル。高級そうなホテルだなあと思っていたら、なるほど富士屋ホテルでした。ここが箱根本陣跡です。ちなみに日本橋を出発してここ箱根は、10番目の宿場町。

箱根駅伝の碑と箱根駅伝ミュージアム。

箱根駅伝往路ゴール地点、裏が復路スタート。TVではよく観るけど初めて現物を観た。この時点で11時40分、スタートから約2時間、かなりのんびりした。夕暮れ後しんどくなるのはこの時点でまだ全然気付いてない。ハハハ。

駒形神社

これより石畳の旧東海道の始まり。向坂(むこうさか)芦ノ湖畔の箱根宿を過ぎると、再び山にさしかかるのでこの名のようです。

芦ノ湖は四方を山に囲まれ、箱根湯本から大変な登りでここへ。当然ここから三島方面に向かうにはまた登りだよね。わかってはいるのだけど、またこれより赤石坂、釜石坂、風越坂といろんな名の登坂が続く。いや~かったり~。

この急階段(挾石坂)を上がって国道1号に合流。

しばらく国道1号をゆく。

箱根峠・標高846メートルに到着、いよいよ静岡県へ。これまで(東京から箱根まで)は、何度かは訪れ土地感もあった所ばかりだったが、これより初めての所がほとんどなので少しワクワク。

頼りにしている「ウォークマップホントに歩く東海道」。このマップによるとエコパーキング公衆トイレの脇を旧道が通っている。どこなのか分かりにくく、ウロチョロしていたら、じいさんが「旧東海道を歩いているの?」と話しかけられ。「台風の影響で茨ヶ平石畳が通行止めになっているから国道1号で迂回するんだよ」と親切に教えてもらった。助かりました。

なので国道1号を。写真ではわかりずらいが、木の合間から時々海が見える!

さっき、じいさんに聞いた張り紙が貼ってあった。じいさん「役所は直す気がない」と言ってたけど、なるほど! 台風って令和元年10月の台風19号なんだ。

旧道入口と接待茶屋の看板。

かぶと石。ホントに兜のよう。

少し旧道から外れて、施工平・三島市眺望地点へ。ここの眺め最高! 明治天皇御遠望〇←(読めなかった)と刻まれていた。

天気が良く、富士山と三島の海が抜群。

念仏岩、明治天皇御御小休跡の碑

国道1号に合流。この先また石畳の旧道へ。

国道1号

このように、国道1号に合流。そしてまた、石畳の旧東海道へ。この先何度も行ったり来たりする。

駒形諏訪神社の境内をくぐり、山中城跡へ。なんの知識もなく訪れたが、国指定史跡で小田原北条氏の山城で4000人の兵を収容できる大規模なものだったが、4万の豊臣軍に攻められ半日で落城したそうです。すごい広さと景観の良さに驚いた!

国指定史跡 山中城

空堀(障子堀)があちこちにあり、規模の大きさにびっくら!

本日快晴。標高580メートル、富士山や駿河湾が見える。

大パノラマのスケールに定評があるのは、この山城は北条の出城「徳倉城・獅子浜城・泉頭城そして豊臣軍の北条征伐に落城しなかった韮山城」を俯瞰できる場所に位置しているからです。

国道1号へ、山中バス停。

こちらが山中城跡の正面アプローチ。俺は山中城の知識がなく、また裏から入ったので規模の大きさに驚いたけど、この正面看板を見たら納得。そりゃ、三島市や観光協会が宣伝紹介するのがわかる。

こちらの売店でビール、つけ天そばをいただきました。現在14時40分ここまで立ち止まってお茶飲む以外休憩なく約5時間、ほっつき歩いてました。

売店の裏には山中城岱先出丸址。豊臣軍を迎え撃つ為に増築した出丸。流鏑馬ができそうな部分のあった。眺めもいい。もう少しゆっくり観たかった。

少し長いので「その2」へ続く。

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